島根県

去年の8月に久し振りの一人旅に出掛けた。その旅に関するブログを書こうと思っていたが、あまりにも長くなったため、一人旅でどうしても紹介したい所を中心にブログを書くことにした。楽しみにしていた人は殆どいないだろうが、島根県以外の旅の目的地が気になれば、気軽に声を掛けて下さい。一人旅で訪ねた島根県を紹介していくが、日本人なら一度は訪ねてほしい。何故なら「真の日本」だと僕が思う日本の一部がそこにあるからだ。そして、そこに在住していた「小泉八雲」という外国人も紹介したい。日本の教科書に出るほど有名な小泉八雲は、日本一有名な外国人だと言っても過言ではない人物である。

何万人の外国人が日本に在住していて、日本政府の行動で、その人数が激増してしまっている。他国からの外国人が嫌いなわけではないが、下手な日本語で話している外国人の店員に迷惑を掛けられたことがあり、日本政府が主張している外国人の必要性が全くないと僕は感じている。アルバイトをしている留学生の殆どは、日本人並みの質の高い接客をしなかったり、日本人が絶対に使用しない言葉で日本語を話したりし、外国人店員のせいで、何回も不快な思いをさせられてしまったことがある。自分も外国人で、他の外国人に対する不満を言える立場ではないだろうが、親日家である僕は、日本語の勉強を怠らず、日本の習慣などを身に付けようと日々努力していて、他の日本在住の外国人も同様な態度を取ってほしい。来日している外国人が多すぎ、日本が次々と悪い方向に向いている。日本らしい風景、日本人らしい行動、日本人らしい考え方、元々日本にあった素朴だと言える暮らし、日本だと思わせるものが完全に日本からなくなる前に、日本の国際化を止め、特に出稼ぎを目的に来日する外国人を減少していきたい。僕の思考を聞いて馬鹿馬鹿しい不安を抱えていると思う人がいるだろうが、親日家で、日本の将来を心配した外国人は、僕一人だけではない。明治時代に生きていた小泉八雲というギリシャ生まれの外国人がいる。本という形で日本文化を世界の人々に紹介したこの外国人は、明治維新を嫌がり、日本の将来を不安に思った。


2017年に一人旅に出かけ、熊本県に寄った。その時、残されている小泉八雲熊本旧居を訪ねた。小泉八雲の日本の将来の不安に思った気持ちに関する説明が看板に書かれていた。日本の将来を心配している僕の思考に似ていて、小泉八雲に興味を持ち始めた。このギリシャ生まれの外国人についてもっと知りたいと思い、彼が来日したばかりの時に赴任した島根県松江市をどうしても訪ねたくなった。そのことがきっかけで小泉八雲のことをもっと知るための一人旅に出かけた。お金がそれほどなかった僕は、他の一人旅と同様に、青春18きっぷを利用し、朝一の電車に乗って島根県松江市に向かった。


乗り継ぎが上手くいき、2日目にやっと島根県に着いた電車に乗り換え、出雲市に向かった。目的地は、小泉八雲が大好きだった出雲大社


出雲市に出雲そばという名物があり、出雲大社周辺にその蕎麦を出している店が何軒かある。出雲大社に近い蕎麦屋に入ったが、どの店も美味しい出雲そばを出しているはずだ!


食べた出雲そばは、定番の何枚かの器に入っている出雲割子そばではなかったが、特性のものだった!メニューでこれを見た瞬間、「これにする!」と即決してしまった。



出雲大社は、縁結びのための神社なのだ



この像が、境内に2体あり、出雲駅にも1体がある。大国主大神(おおくにぬしのおおみかみ)の像。古事記に「出雲大社はかつては大国主大神の住まいとして建てられた」と記載されているそうだ。大国主大神のことに乏しいので、もっと知りたい人は、この記事を読んで下さい。





上記で説明したように出雲大社は、縁結びのための神社。恋人がいる人や結婚したての人は、訪れると付き合いが良くなり、もっと上手くいくだろう。小泉八雲も結婚したての頃、奥様の小泉節子と一緒に訪れたそうだ。


下に写っているのは、注連縄(しめなわ)。しかし、出雲大社にある注連縄は、わざと逆向きに付けられている。出雲大社にいる神様が、逃げないようにそうのように付けられているそうだ。




本堂でお参りをしてから裏側の方に散策した。本堂と同様な建物がざらっと立ち並んでいて、建物ごとに異なる神様が祀られているようだ。西洋にある宗教と異なり、日本には一つの神様がいるわけではなく、数え切れないほどの神様がいる。



驚くことに、出雲大社の境内に何匹もの兎(うさぎ)の像がある。
※「うさぎは漢字で書くと「兎」になります。この漢字は「免(まぬが)れる」に似ており、悪運や厄から免れることとかけています。」(このサイトより)







日本人は、学校で使用した教科書でこの建物を見たことがあるだろう。年に一度日本中の神様がこの建物に集まり、会議か何かを行うそうだ。和風月名の神無月(かみなづき)に集まるが、現在で言うと、10月。



出雲大社の御朱印


他の大国主大神の像














出雲大社周辺の地図にこの「口紅地蔵」が書いてあり、見に行ってみた。江戸時代の話で、客を増加させるため、一人の芸者がこの地蔵に口紅を塗った。効果的だったらしく、その後、他の芸者も地蔵に口紅を塗った。招き猫が店の客やお金を増加してくれる効果があると言われていて、よく店の外に置いてあるが、地蔵も同様な効果をもたらすとはびっくり!面白く、見に行く甲斐があった。




島根県観光キャラクターである「しまねっこ」


帰りの電車にもしまねっこがいた!


出雲駅にある大国主大神の像


その日の晩御飯は、ジョイフルというファミレスで食べた。ジョイフルの殆どの店舗は、日本の南の方にある。聞いたことがあるこのファミレスに一度は行ってみたかった。電車の窓で見かけた時「絶対に行く!」とワクワクしてしまった(笑)


3日目の朝



この日の朝御飯もジョイフルで食べた!牛丼屋以外にも、ファミレスで安い朝御飯が食べられる。




お土産を販売している店で見かけたが、小泉八雲の肖像が描いてある「松江ビアへるん」というビールがあった!その夜にまたその店に寄って買おうと思っていたが、後に行ったが、閉まっていて買わなかった。ビールが大好きな僕は、非常に後悔している。


観光バスの一日乗車券を購入し、島根県松江市での観光を開始!松江市は、小泉八雲が日本での最初の一年を過ごしていた街。今は小泉八雲記念館と実際に在住していた武家屋敷(小泉八雲旧居)があり、今回の一人旅は、その2つの場所が目当てだった!


バスにテレビが付いていて、松江市の名所を回りつつこの画面に様々な情報などが映される。1956年(昭和36年)に松江観光ガイドブックができたらしい!


小泉八雲を見っけ!


小泉八雲記念館の前にある小泉八雲の銅像



残念ながら小泉八雲記念館の中で写真を撮ってはいけないので、下にある外観の写真しか
ない。



次に訪ねたのは、小泉八雲旧居。ここでは、写真を撮ってもいいので、ワクワクしながら何枚もの写真を撮った!元々は武家屋敷だったらしい!畳のある日本間が広がるこの住宅では小泉八雲はどういうことを考えたり、奥様の小泉節子とどのような日々を過ごしたりしていたのか見学しながらそういったことを考えた。






小泉八雲は子供の頃に、学校で事故に遭い、左目が見えなくなった。視界が悪かったのに眼鏡を掛けず、わざと高さのある机を特注し、目が紙に擦り付けられるほど近くに原稿を読んだり、書いたりしていたそうだ。小泉八雲が実際に使用していた机は、小泉八雲記念館に保管してあるが、この模型を見る方が机の高さが伝わる!これほど昔の日本がいいと主張した小泉八雲は、日本のちゃぶ台を使用せず、欧米の住宅にありそうな机と椅子を使用していたことに驚いた!



小泉八雲が神奈川県藤沢市の江ノ島で購入した貝殻で、家族を呼ぶ時に、使用していたそうだ。とても立派な貝殻で、写真で伝わらないが、かなり大きい。


これは小泉八雲旧居の縁側からその庭にある日本庭園を向けて撮った写真。小泉八雲旧居には、日本庭園があると知っていたが、これほど大きいと思わなかった。自分は、いつか庭がある一軒家を購入しようと考えていて、狭くてもいいからこのような日本庭園を作製したい。日本の庭は自然をそのまま活かした庭で、その美しさ眺めるたび、癒されると共に感動してしまう。「日本の面影」という小泉八雲が書いた本を題材にしたテレビドラマが80年代にNHKに放送され、そこにもこの立派な庭園が映されている。



小泉八雲の肖像



松江市の所々にこのような昔ながらの風景が広がっている。現代の日本のポップカルチャーよりも戦前の日本文化などに強い関心がある僕は、こういうような風景が残されている所に一軒家を購入し、もっと深く日本の伝統を研究したい。


昼御飯は「松江堀川地ビール館」で食べた。確か、牛肉が乗った丼物と地ビールの飲み比べセットを注文した。美味しい肉を食べながら大好きなビールをいただいた!食べ物もそうだが、日本は本当に酒の天国!日本の至る所に美味しい酒がある!🍺


小泉八雲記念館に「へるんさんの松江まちあるきマップ」という物が置いてあり、一枚貰った。その地図に、小泉八雲のゆかりの地が書かれている。昼御飯の後に、その地図を見ながら松江市を周った。かなりの数の場所が書かれていて、大分離れている場所もあるので、全ての場所に行けなかった!いつかはまた松江市を訪ねたいと思うので、その時に行けなかった場所を訪ねるつもりだ。各場所に看板が設置されていて、小泉八雲にとってどういう意味を持った場所なのか知ることができる!

最初に訪ねたのは、城山稲荷神社。




小泉八雲は、後ろにある石製の狐(きつね)を大変好んだそうだ!



次に「月照寺」を訪ねた!






月照寺は、現在、「「松江藩主松平家墓所」として国の史跡に指定されました。」(このサイトより)



寺の前に仁王の像を度々見かけるが、仁王の彫刻は初めて!とても綺麗な出来栄え!


松江市に言ったことがなくても、この石碑を見たことがある人は、多少いるだろう。小泉八雲の「怪談」の中に登場する話の一つ。夜になると、この大亀が動き出し、人間を食べてしまう。その大亀を止めるため、なくなった藩主のための石碑を彫り込み、その石碑を大亀の背中に置いて封じ込めた。実話かどうかは分からないが、写真で伝わるより巨大な亀で、実物を見上げて一瞬で実話だと信じるようになる。詳しい話を知りたい人は、このサイトこの動画を見て下さい。




次の目的地は、大雄寺。「飴を買う女」の舞台になった墓場。



耳なし芳一」の銅像!上記で説明した「日本の面影」という小泉八雲に関するドラマに、節子が八雲に耳なし芳一の話を教える場面があり、たまたまその場面がユーチューブに投稿されている!それを見たい人は、ここをポチッとクリックして下さい!



「耳なし芳一」の銅像の近くにこの銅で作られた看板が設置されている。雨で錆(さび)だらけになり、非常に読みにくい。


小泉八雲は、新聞記者として来日したが、勤めていた会社に対する不満があったので、来日して間もなく、日本で仕事を探し始めた。見つけた仕事は、かつてこの地にあった島根県尋常中学校での英語教師。その仕事で、島根県松江市に赴任した。


現在は警察署が建たれている


その後、「富田旅館跡」という場所に足を運んだ。松江市の最初の夜は、小泉八雲がこの地にあった旅館で過ごしたそうだ。現在は異なる旅館が建たれている。



次に「普門院」という寺を訪ねた。
※「近くにある小豆とぎ橋で謡曲杜若(かきつばた)をうたうと恐ろしいことが起こるという伝説がある。」(このサイトより)「怪談」にも、小泉八雲はこの話を紹介する。もっと知りたい人は、この動画を見て下さい。




最後に訪ねたのは、「児守稲荷神社。」小泉八雲は、この神社にある願掛け絵や文に興味を持ち、よく訪れたそうだ。





晩御飯として松江市の名物である「松江おどん」といううどんが入ったおでんを食べようと思ったが、訪ねた店はもう作らなくなっていた!折角(せっかく)島根県にいたので、上記で説明した出雲市の有名な「出雲割子そば」にした!


親日家でる僕は、これからも日本の様々な場所を訪ねるだろう。おすすめの場所などがあれば、教えてくれると嬉しい!

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